「七回死んだ男」はタイムトラベル風味のミステリです。

西澤保彦先生が一躍人気作家の仲間入りを果たした出世作の「七回死んだ男」はタイムトラベル風味のミステリです。

おおまかな内容としては、じじむさい高校生の主人公が大富豪のおじいさんのパーティに家族や親せきと一緒に何日間か過ごすのです。

そこでなんとおじいさんが死んでしまいます。

とここで通常のミステリー小説なら探偵があらわれてということになるのですが、主人公には特殊体質といったものが備わっていました。

その特殊体質とは主人公だけが同じ1日を何度も繰り返すことが出来るという体質です。

なぜ体質なのかというと、主人公の意思で発動することが出来ないからです。

お気づきの通り、この体質が発動しているときにおじいさんが死んでしまいます。

もちろん、主人公はおじいさんが死なないように四方八方手を尽くしますがなぜかおじいさんは何度も何度も死んでしまいます。

その際、犯人と思われる人物をおじいさんから離すようにしてもです。

この理由を考えるのがこの小説の推理です。

小説としてもおどろおどろしいと思われがちですが、昔懐かしの推理小説みたいな感覚でデフォルメされた登場人物によるコメディチックな流れとなっています。

ですので肩の力を抜いて読書してみてください。

きっと最後には背負い投げをくらわされるでしょう。